Amazon輸出を含め、Amazonを使ったビジネス全般に言えることですが、物販ビジネスは投資の側面が強いです。あなたの資金を効率よく増やしていくためにも、投資利益率(ROI)と回転率(在庫回転率)について正しく学びましょう。
投資利益率(ROI)とは
言葉だけ聞くと、難しそうと思われがちですが、要するに「いくら使って、いくら儲かったか」を分かりやすく表す指標になります。
例えば、商品リサーチをしていて以下のような2商品があったとします。
商品A 仕入れ値8000円、利益2000円
商品B 仕入れ値5000円、利益1500円
あなたは、どちらが優秀な商品か分かりますか?
このように一見、どちらの商品がいいのか分からないときに、投資利益率(ROI)が活躍します。
投資利益率(ROI)は以下のように考えます。
商品Aを仕入れる際に、8000円を使い、その結果2000円の利益を得た場合、
利益(2000円) ÷ 仕入れ金額(8000円) × 100 = 25%
と計算でき、投資利益率(ROI)が25%の商品であったということになります。
また、商品Bを仕入れる際に、5000円を使い、その結果1500円の利益を得た場合、
利益(1500円) ÷ 仕入れ金額(5000円) × 100 = 30%
と計算でき、投資利益率(ROI)は30%です。
利益額や投資額だけでは、どちらが投資効率のよい商品か分かりにくかったものが、ROIを計算することで、「商品Bの方が、投資効率が良い」ということが分かりました。
※注意
Amazon輸出の方法には、FBA出品や自社出荷出品の2通りがあります。FBA出品の場合では、販売前にFBA倉庫に納品するので、納品までにかかった送料や関税などのコストも仕入れ金額に含めて考える必要があります。自社出荷の場合、商品の保管に特別な費用をかけていなければ、仕入れ金額のみで計算して大丈夫です。
回転率(在庫回転率)も含めて考えよう
先述の通り、投資利益率(ROI)は、Amazon輸出を行う上で、あなたの限られた資金を効率よく増やすための1つの指針になります。
しかし、商品Aと商品Bを比べたとき、「商品Bの方が、投資効率が良い」としたのは、あくまでもROIのみで考えた場合です。
どちらの商品の方が仕入れ対象として、優秀な商品なのかは、商品の売れ行き(回転率)も含めて考える必要があります。
仮に、
商品Aは、売れるまでに10日かかる
商品Bは、売れるまでに20日かかる
という場合
1日当たりに換算すると、
商品Aは、25%÷10日=2.5%
商品Bは、30%÷20日=1.5%
上記の割合であなたの資産を増やしてくれる商品だということになります。このように販売するまでの期間も含めて考えると、「商品Aの方が、投資効率が良い」ということになります。
まとめ
今回は、Amazonを使った物販ビジネスを、投資の側面から考えていきました。「どのような商品を仕入れるべきか」というのは資金量によって変わってきます。あなたが目標とするべき月収と、手持ちの資金から考えていくと、「どのような商品を仕入れるべきか」は明白になってくるはずです。
Amazon輸出に取り組む上で、投資利益率(ROI)と回転率は極めて重要です。リサーチ時にしっかり計算してから、取り扱うべき商品を決定しましょう。
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